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    メールマガジン 「語ろうか、手話について」

Note.34                                             2005年 3月 9日発行
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  こんにちは、毎日がカレー曜日の徳田です。

  2回続けて書き置き原稿だったのになんなんですが、ちょっと調子が悪いの
で、手抜き原稿で勘弁してください。それと来週はお休みかもしれません。体
調の問題なんで、発行できるかもしれませんが、ちょっとわかりません。

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  さて、障害者自立支援法、「語ろうか」のNo.103で言うところのグランドデ
ザインの動きがだいたい固まってきました。今回は、それについて簡単に思う
ところだけ列挙しまして、詳しいことはまた後日述べたいと思います。

○色々騒いだけど、法律としては落ち着くところに落ち着いた。まぁ、大どん
  でん返しなんかやったら、もっと騒ぎが大きくなっちゃいますから、ありえ
  ませんけど。
○実際どうなるのかは、これからの話。具体的な利用料金は具体的な運用制度
  まで話が進まないとはっきりしないだろうし、その内容は各市町村でバラバ
  ラになるだろうから、一般論を論じるのは難しい。
○でも、手話通訳は、これで制度化への道が開けたと言えるかも。やばいのは
  相談員の方でしょう。ろうあ者相談員という仕事はなくなるかもしれない。
  ケースワーカーやソーシャルワーカーに統合されるんじゃないかな。
○とはいえ、手話通訳が現状維持できるかは不明。特に法人格でないところで
  派遣をやっているところは駆逐されるかも。法人格を取ることを迫られるか
  別の団体に移管されるか。
○連盟と全通研で、再構築なんとかという作業が始まった。最新の全通研の研
  究誌に記事があるが、この記事が、とてもいい。そのまま転載すると著作権
  上の問題があるので、引用レベルにするまでこちらで増幅させたいが、調子
  が悪くて今すぐは無理。手に入る人は、是非、読んで欲しい。
○その最新の研究誌には、厚労省の人が解説するグランドデザインの記事もあ
  る。これまた、いい内容。

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  私の印象ですが、すごく騒いだ割にはそんなに変化無いかもなぁ、と思いま
す。一番騒がれてるのは、一割負担が確定的なことですが、でも、元々手話通
訳派遣・設置制度がないのがほとんどなわけで、今から始まるところでは有料
・無料のインパクトは薄いのではないかと。1割負担なら、9割分は得すると思
えばそれまでですし。

  もう一つだけ。このグランドデザインについて世間話をする時「国はお金が
ないから費用削減をしたいのだろう」という意見をかなり多くの人が持ってい
るように思います。私は、ある意味、的外れだと思います。

  確かに政府と財務省の立場ではそうだと思います。

  でも、厚労省は予算をぶんどる側であり、使う立場です。厚労省にしてみれ
ば、むしろ、逆にお金は支給したいのではないでしょうか。なぜなら、補助金
を減らすことは、自らの権限の弱体化につながり、天下り団体の減少につなが
るわけです。できるだけ財務省からお金を取りたいが、あんまりやりすぎると
財務省からもらえなくなっちゃう。障害者支援という名目を出すことで、お金
をぶんどって、ばらまきたい。そして1割自己負担制度を導入することで、財
務省への顔を立て、より広くばらまき範囲を広めよう、といったところではな
いでしょうか。

  と私は想像するので、お金の節約説は的外れじゃないかなぁ、と思います。

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  では、次回の語ろうかをお楽しみに。

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