d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★

    メールマガジン 「語ろうか、手話について」

Note.21                                             2004年11月24日発行
d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★d(^O^)b★

  皆さん、こんにちは。

  先週の土日は、千葉の飯岡というところで「手話を考えるフォーラム」とい
う一泊での集会があったのですが、1つの分科会でじっと座って話を聞いてい
ることができず(そもそも遅刻しているし...)千通研広報部の立場をフル活用
してフラフラしてました。最近こらえ性のない徳田です。小学生なら、確実に
通信簿に「落ち着きがない」と書かれそうです。

  そんなわけで、集会の様子を写真に納めたり、書籍販売を担当したりと裏方
仕事をこなしながら、「そういえば」と思いついたことが今日のテーマです。

----------------------------------------------------------------------

  最近、特に音楽業界でリスペクトなんて言葉をよく聞きますが、日本語で言
えば「尊敬する」ってことで、わざわざカタカナにしなくてもいいのにと思い
つつ、そういえば、私も結構尊敬する人がたくさんいるなぁ、と唐突に思い出
しました。お年寄りを尊敬する、24時間働いているのではないかと言うぐらい
猛烈に仕事する営業さんを尊敬する、プログラミング技術のすごい人を尊敬す
る、暗算でおつりがすぐに計算できる人を尊敬する、スーパーのレジでチェッ
カーからかごに1回で品物を詰められる人を尊敬するってな具合。すごく軽い
尊敬...ではありますが、やはり人のいい点を見てしまうと、わぁーって感じ
で尊敬しちゃいます。

  話がそれたようですが、微妙に戻して。
  今回の千葉は飯岡で開催された「手話を考えるフォーラム」では、私は実行
委員からも司会からも外れていたので、「今回は参加者としてのんびり行ける
なぁ。」と思っていたら、土壇場になって全通研千葉支部(千通研)の書籍販売
担当として送り込まれることになりまして、結局、集会のメインの部分には参
加せず、本とグッズを売りさばいていました。

  裏方作業が好きな私ですが、実は物売りは苦手です。あまり人のやらないこ
とをやろうと、こういう作業もできるだけ引き受けるようにはしていますが、
どうもなかなか馴染めません。手話の勉強だけならこんなこと絶対に必要のな
い労働ですが、まぁ、色々思うことがあって、バザーとか印刷作業とか引き受
けるようにしています。普通の会社員としてもちと規格外れだとは思いますけ
どね。
  まぁ、それはさておき、最近ではコツもつかめてきまして、今回も本部から
「売ってくれ要請」があった本をほぼ完全に売り抜けまして、自分を褒めてあ
げたいぐらいです。

  でも、こんなのは実は簡単なことで、対象は通研会員、手話サークル会員、
そしてろう協の人と、手話関係者ですし、その人達に手話の本を売るわけです
から、品物を説明するだけでそれなりに売れます。難しいのは、全然関係ない
物。例えば、この手の集まりですと、バザーとかで、色々な物を売らなければ
ならないことがありますが、これは難しい。真夏のバザーでセーターをどっさ
り渡された日には、いくら値下げしてもいいと言われても、土に埋めたら栄養
にならないかしらん、と訳のわからない妄想に走ってしまいます。

----------------------------------------------------------------------

  さて、バザーと言えば、私には尊敬する人が1人います。
  その人を見たのは、もうかれこれ10年ぐらい前、石川県に住んでいた時に、
小松市で、手話サークルとろう協が共同で一般のフリーマーケットに参加する
ことになりまして、私は県サ連関係者として、隣の隣の町から小松市に送り込
まれました。当時は今よりも遙かに売り子を苦手としていましたから、バザー
と言っても、荷物の搬入を中心に作業すればいいかな、と思っていました。

  でも、結局、売り子にされてしまうのでした... タオルとか、洗剤とかは何
も言わなくても売れていくんですが、さすがに1時間も経過すると、半端物ば
かり。私には、会場をフラフラする人を眺めることしかできませんでした。

  そんなところへ、助っ人の地元手話サークルの人がやってきました。その中
の1人が獅子奮迅の活躍を見せたのです。
  まず、無造作に品物を手に持つ。それが何であるかにかかわらず、寄ってき
たお客さんに猛アプローチ。で、お買いあげ。その手に取る品物の無分別さ。
お客さんへの巧みなトークは過去に私が体験したバザーでは目にしたことがな
いすばらしさでした。いや、もしかしたら、その人には戦略があって品物もお
客様も選んでいるのかもしれませんが、私には魔法のように見えました。

  一番印象的だったのは長靴。10数年経ってもいまだに覚えています。
  誰が提供したんだかかわらない黒い無骨な長靴を取ったと思ったら、近くの
おじちゃんに「これ、似合うって、どや! ちょっと今日、曇ってるし、役に立
つかもしれんで。いい、似合うよー。安くしておくし」というわけで、見事に
お買いあげ。感心を通り越して、感動さえしたのであります。

  なんでも、本職は銀行窓口の人とか。でも、あの接客は銀行ではそんなに役
に立たないとは思うのですが、結局、その人とはそのバザーの時に1回見かけ
ただけで、ろくろく話をすることもなかったので、真相は藪の中です。
  とにかく、真似はできないにしても、その積極的な売りの姿勢は、その後の
私の人生に多大な影響を与えています。

----------------------------------------------------------------------

  今日は、手話とはあんまり関係のない様な内容でしたが、実は手話に関わっ
ているとこんなこともよくありがちだということで。

  今週末は、全通研関東ブロックの討論集会です。ご意見などよろしくです。
  では、来週の語ろうかをお楽しみに。

----------------------------------------------------------------------
このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 を利用して
発行しています。http://www.mag2.com/ (マガジンID: 0000038270)
----------------------------------------------------------------------
■登録/解除の方法
  メールマガジン「語ろうか、手話について」は、以下のURLよりいつでも
  登録/解除可能です。
    http://www.mag2.com/m/0000038270.htm
    http://www.rr.iij4u.or.jp/~tokudama/kataro/
■バックナンバーの参照
    http://www.rr.iij4u.or.jp/~tokudama/kataro/
    http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000038270
■掲示板
    http://www64.tcup.com/6411/tokudama.html
    補助的な情報を掲載しています。編集者への連絡はMailをお使い下さい。
■苦情、文句、提案、意見など
    Subjectに[kataro]を入れて、以下のアドレスまでMailをお送り下さい。
    個別には返事ができないかもしれませんので、ご了承下さい。
      tokudama@rr.iij4u.or.jp
======================================================================
○メールマガジン「語ろうか、手話について」(月1回以上 発行)

発行: 手話サークル活性化推進対策資料室
編集: 徳田昌晃
協力: 五里、おじゃまる子、くぅ(ヘッダ作成)
発行システム: インターネットの本屋さん『まぐまぐ』http://www.mag2.com/
マガジンID: 0000038270

■意見、文句、提案、投稿は、居住都道府県名と氏名(匿名可)を添えて
  tokudama@rr.iij4u.or.jpまで送って下さい。
■メールマガジン「語ろうか、手話について」は、著作権は徳田昌晃に所属し
  ますが、基本的には転載・複写自由です。有効にご活用下さい。
======================================================================