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メールマガジン 「語ろうか、手話について」
Note.16 2004年10月27日発行
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皆さん、こんにちは。
大きな地震がありましたが、皆さんのところは大丈夫でしたか?
3週間前に北信越の全通研記念フォーラムで会った人は大丈夫だろうかと心
配ですが、私の知り合いでは直撃を受けた人はいないようで、とりあえずホッ
としております。死者は少ないとしても、道路や建物にダメージがいってます
から、生活面において、復旧まで気長な支援が必要になるでしょう。
さて、地震の話はここまでで、今回の語ろうかは、まったく地震に関係ない
テーマです。原稿書いたのが、2週間前ですから...
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最近、NHK教育で放送されている「ろうを生きる難聴を生きる」がすごいで
す。番組を紹介したWebページは以下のURLです。
http://www.nhk.or.jp/fukushi/chokaku/
聴覚障害者関係のテレビ番組としては、老舗の部類に入りますが、特に最近
の家族を扱ったテーマは、すごい人を掘り起こしてきます。そして、よくぞ取
材に応じてくれたと思います。
6月に放送された「聞こえない娘から見えない母へ贈る詩」の回。全盲の母
親を持つ中途失聴の娘さん。視覚と聴覚がお互いにすれ違うように使えないわ
けですから、単純に考えてコミュニケーションがとれないわけです。この2人
の場合、今は娘さんが一人暮らしで、お互いの連絡はメールという現代の技術
によって解決していました。技術革新が人の役に立っていることを実感した内
容でした。
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10月の初めに放送された「子育ては力をあわせて」の回。こちらも度肝を抜
かされました。今度は夫が全盲、妻がろう。先の家族は娘さんは当初聞こえて
いての中途失聴ですから、予期しない事態だったのでしょうけど、今回は意志
を持って選んだ結果の家族であります。またしても、視覚と聴覚ですれ違いの
人達です。どうすんだろ、と思ったら、単純に妻は夫の手話を見て、夫は妻の
声を聞いているそうです。ろうの妻の声は独特の声で、私にはちょっと聞きづ
らいのですが、それでも家族としてやっている。すごいなぁ、と思いました。
一人暮らしが長くなって、気ままに生活している私には、とても論評もできま
せん。ただ、ひたすら、すごいなぁ、と思います。
この人達には私が思うほどの気負いはないのかもしれませんし、家族である
ことは障害の有無にかかわらずすごいことなのかもしれません。読者の会でも
そういう話を色々と聞かされましたし。とにかく、今回は、もし、再放送でも
あれば、是非、皆さんも見てください、としか言いようがありません。「語ろ
うか」らしい毒舌が無くてすみませんけど、たまにはミーハーに、単純に感心
することがあってもいいでしょ、ね。
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では、次回の語ろうかをお楽しみに。
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