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    メールマガジン 「語ろうか、手話について」

Note.10                                             2004年 9月15日発行
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  皆さん、こんにちは。
  そろそろ秋らしい季節になってきた今日この頃、いかがお過ごしでしょう
か。今年は猛暑のおかげで、農作物は豊作だそうですから、食べ過ぎにはご注
意ください。

  さて、今週の「語ろうか」は先週に引き続き「読書の秋」と題しまして2冊
の本を紹介します。ただ、今週紹介するのも、読書と言うよりは、リファレン
スでして、あまり読書には向かないかもしれません。

  両方とも全通研から刊行されていまして、Amazonなどの普通の本屋さんでは
入手しづらいものとなっています。一応、全通研本部でも通販をやっているよ
うですから、全通研の集会などに縁がない方は、そちらをご利用ください。な
お、私の経験から言って、E-Mailで問い合わせしても返事は来ませんから、問
い合わせは電話やFAXをお勧めします。本部があてにならないという方は、私
まで連絡ください。全通研千葉支部で通販できないか検討してみます。

  全通研本部
  http://www.zentsuken.net/tyumon.html

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  最初に紹介するのは、「手話通訳事例集 コミュニケーション支援と生活支
援」1000円。

  全通研には「手話通訳活動ありかた検討委員会」略称「あり研」というもの
がありまして、活動自体はもう10年以上続いています。色々と期待されている
委員会ではありますが、あまり動きがよく分からないので、あんまり注目を集
めていないような気がします。見ている人は、代議員とかでも質問しているん
ですけどね。
  私か思うに、あり研には成果物として2つのものが期待されていまして、1つ
はモデル要綱、もうひとつは事例集です。それがなんとなんと長い沈黙を破っ
て、今年になって両方とも出たんです! 私があまり注目していないだけで、毎
年、少しずつ報告は出ているんですけど、とにかく形になったのがバシッっと
出たのは、すごいことです。

  それで今回紹介するのが、手話通訳事例集。12の事例を通して、手話通訳の
時の留意点が書いてあります。教材としてものすごく役に立つこと間違い無し
です。全通研は、技術よりは、支援という意味での通訳に重きを置いた活動を
していますから、その点では、まさに本領発揮とも言える内容で、医療や裁判
での通訳という場面での違いはもちろんとして、精神的な問題を抱える人や未
就学者への通訳という現実的に対処しなければならない、かつ困難な場面も取
り上げています。

  もっとも、本屋の福祉のコーナーに行けば、ケースワーク関係の事例集がた
くさん並んでいますから、相談や支援という点では、類書はメチャたくさんあ
ります。この本はどの事例を見ても、手話が関わっているという点で、手話通
訳関係者には使いやすいものになっています。これを元に類書を見たり、関連
法規にあたることで、より効果が発揮されるでしょう。そう、残念なのはひた
すら事例と、参考となる対処方法が書いてあるだけで、法規や関係団体への連
絡先といったことは全然書いていないんですよね。ほんと教材って感じです。

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  次に紹介するのは、「30周年記念出版 はばたこう未来へ」これも1000円。

  今年30周年記念の全通研が出した記念誌です。20周年の時にも記念誌は出ま
したけど、今年はだいぶ小さめの版でA5版。厚さもわずか160ページです。パ
ラパラと見ると、感想文ばかりで、思い入れのない人には、ふーん、としか思
えない内容です。これだけ読んでも、全通研というものはあまりよくわからな
い、もしわかったという人がいたら、ちょっと読みが甘いとしかいいようがあ
りません。今どき、組織を理解するのに、こんなパンフレットの内容だけでは
満足できません。

  ということで、この本だけではとても紹介する気にはならないのですが、注
目すべきは付録のCD-ROM。これがすごい。ものすごい。30年分の資料が詰まっ
ているとのうたい文句なのですが、確かにめいいっぱい入っています。目につ
いたところでも、以前に「語ろうか」で引用した手話サークルに対する方針や
過去に出版されたアイラブパンフなどのパンフレット、先日発表された全通研
会員アンケートの結果、そしてあり研が出したモデル要綱の最終案が入ってい
ます。「語ろうか」に引用したのは、誤字があるので、これは貴重です。もう
「語ろうか」で過去の資料を掘り起こして引用する必要はなくなったと言って
いいでしょう。

  PDFですから再利用するのはちょっと大変ですけど、でも、紙でなく電子形
式ですからね。しかも1000円。これは全通研会員や興味ある人なら必携です。
実は代議員会の時に、販売計画数が数千部で、代議員から「会員が1人1部買っ
ても1万人会員だから1万部はいけるのでは?」という、私が聞いても無謀な提
案をしていた人もいまして、担当者が「皆さん買って頂けるかどうか不安なの
で、まずは少なめに」と答えていたんです。でも、これはCD-ROM欲しさに買う
べきでしょ。これ、紙なら手間だけで1万円に近い額になりますよ。それがわ
ずか1000円ですもの。2冊はいらないけど、1冊は買っておいて損はないです。

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  30周年記念の本もありますが、記念フォーラムもあります。オフ会もやりま
す。参加申込者には、週末あたりにまとめて返事しますので、いましばらくお
待ち下さい。

  では、次の「語ろうか」をお楽しみに。

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