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    メールマガジン 「語ろうか、手話について」

Note.9                                              2004年 9月 8日発行
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  皆さん、こんにちは、語ろうかの徳田です。

  なんとかの秋です。残暑は厳しいですけど。これから年末にかけて加速度的
に行事やら何やらが増えていきますね。私は北信越の全通研30周年記念フォー
ラムも関東の方も申込みしました。あとは仕事の都合をつけて、千通研の支部
だよりの原稿のめどをつけて、そうそう、語ろうかも書いて... うわっ、ほん
とにこなせるんでしょうか? あんまり先のことは考えないようにしたいです。

  さて、「語ろうか」は読書の秋。今週と来週で4冊紹介します。紹介と言い
つつ、あんまり熱心に読んでいないので...、軽くNoteシリーズで紹介となり
ます。

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  今週は手話通訳士になりたい人を対象に書かれた本、2冊です。
  両方ともAmazonで入手できます。でも、全通研と手話通訳士協会が出した本
です。

  まずは「手話通訳がわかる本」(中央法規、1800円+税)です。
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4805821043/

  初版は2001年9月ですから、もう3年前の本ですね。編集が全通研(全国手話
通訳問題研究会)、監修が伊東雋祐、小出新一です。伊東先生は、言わずと知
れた全通研の元運営委員長、元ろう学校教諭。なぜか、全通研の人は伊東氏で
はなく、伊東先生と呼んでしまいますね。学校の先生だったからでしょう。で
も、伊東先生が先生だったのは、もうかなり昔の話なんですけどね。小出さん
は、全通研で、長年にわたり売れ筋だった「手話知らんですんません」を書い
た人です。この本は、手話と手話通訳者の概要を解説したものとして、長いこ
と重宝されてきました。今回の「手話通訳がわかる本」は、言うなれば、この
「手話知らんですんません」のリニューアルという感じもします。

  さて、「手話通訳がわかる本」は、その名の通り、手話通訳について解説し
た本です。でも、最初の1/3は聴覚障害の解説で、真ん中の1/3が手話通訳やら
手話サークルやらの話、最後の1/3は手話通訳の依頼の心得です。聴覚障害の
解説が不必要だとは言いませんが、なんとなく長いです。活字も大きいし、行
間も結構広め。手話通訳がわかると言えばわかるんですが、印象としては全通
研がわかる本という感じがします。いや、その割には全通研のことはあんまり
書いてありませんが。

  全国のサ連一覧という興味深い資料があるので、それが欲しい人は買うのも
よろしいかと。でも、いつまで有効かわかりませんけど。あぁ、でも、ほとん
どはろう協内だから、大丈夫かな。

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  2冊目は「手話通訳士まるごとガイド」(ミネルヴァ書房、1500円+税)
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/462304128X/

  初版は2004年8月ですから出たばっかりです。本屋さんにもまだ並んでいる
のではないでしょうか。監修は日本手話通訳士協会。執筆として、黒川祥子と
いう名前が書いてありますが、すみません、この人、どんな人だかわかりませ
ん。たぶん、手話畑の人ではなくて、編集が本職の人だと思うのですが。とい
うのも、この本、すごく本としての完成度が高いのです。前出の「手話通訳が
わかる本」が全通研の広報誌みたいな物なのに対して、こちらは完全に一般向
けの本なんです。ミネルヴァのまるごとガイドシリーズのうちの1冊というこ
となので、当然かも知れませんが、とにかく、出来がいいです。

  燉eは、まず聴覚障害の解説から入りますが、その後はひたすら仕事として
の手話通訳を追求しています。公的な資格はどんなものがあるか、どんなとこ
ろで働いているか、フルタイムなのかパートなのか、資格は役に立つのか、ど
うやって勉強すればいいのか。私も、手話のメルマガなんて書いていると、「
手話通訳者になるにはどうすればいいんですか?」と聞かれることも多いので
すが、これからはこの本を紹介するだけで済みそうです。
  もっとも、仕事となると、ちょっと記述がぼやーとしてくるのですが、それ
は手話通訳者の実態がそうなんだからしょうがないですね。行間を読む努力が
必要ですが、でも、途中のチェッククイズの形式で、「手話通訳だけで家計を
維持するのは不可能」と断言しているのは、好感が持てますね。

  それと、この本が贅沢なのは、コラムの形で、全通研や全日ろう連のことに
もふれているところです。その分、字は小さめ。でも、これって、たぶん、今
から手話通訳者になりたいという若い人を対象にしているのですから、問題な
いでしょう。ただ、これは手話関係者は一家に一冊、少なくとも、一度は読ん
でおいた方がいいでしょう。何かの時に、これは有用です。

  最後に、この本には、私の知っている人が何人か登場していますが、なぜか
写真がイマイチ。実物は、もちょっと細いことを注記しておきます。

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  今週紹介した2冊は、あまり読書向きではありませんでしたが、一度は目を
通してみる価値はあると思います。

  さて、記念フォーラムで徳田に会って意見、文句を言いたい方は連絡よろし
くです。関東の方は1名だけ連絡がありましたが人数が少なければあまり大々
的にオフ会とまでやらずに小規模にやっていきますので、この機会を逃したく
ない人は連絡下さいね。

  では、次の「語ろうか」をお楽しみに。

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