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    メールマガジン 「語ろうか、手話について」

Note. 3                                             2004年 6月23日発行
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  皆さん、こんにちは、徳田です。

  これを書いているときは、梅雨に入ったはずですが、とてもいい天気です。
今年は水不足になったりしないか心配です。

  今週はドラマネタだろう、と予想していた人が多いと思いますが、裏をかい
て年金の話です。今週と来週は、かなり毒を吐きますので、心臓の弱い方は、
あらかじめ深呼吸してからお読み下さい。

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  先週、国会が閉会して、事実上、参議院選に突入しました。相変わらず重要
な法案が可決される一方で、今回は年金未納というどうでもいい話で話が横道
にそれまくったように思います。いえ、確かに問題のある未納者もいましたけ
ど、最後のあたりでは、実は任意期間だったりとか、切り替えまでのわずか
数ヶ月のうっかりミスだったりとか、どうでもいいような人までがやり玉に挙
がって、本当はそんな個人的なことより、もっと重要なことを審議すべきだっ
たのに、それが抜け落ちてしまったように思います。

  さて、その年金です。
  手話の業界では、あまり語られることがないように思います。たぶん、一般
世間に比べると、もらう人の割合が高いからでしょう。そう、障害年金のこと
です。それに、手話通訳を担っている大部分が主婦のパートであることを考慮
すると、直接払っている人の割合も少ないでしょう。もちろん、誰も彼もが障
害年金をもらっているとか、払っていないということではありませんけど、私
が会社で同僚との雑談と、手話サークルでの雑談を比較すれば、年金の掛け金
負担が話題になりやすいのがどちらかは、明らかであります。

  おっと、話が横道にそれそうなので、本題に入ります。

  そういう仕組みだと言われればそれまでですが、障害者年金には厚生労働省
の陰謀を感じます。すごくズルイと思います。もらっている人が、ではなくて
年金の仕組みとして。

  憲法の第25条には、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む
権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公
衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と書いてあります。聴覚障
害者は耳が聞こえないというハンディキャップがある以上、その健康で文化的
な最低限度の生活を送るために、国としてはろう者には手話通訳、難聴者には
要約筆記者を派遣したり、補聴器の購入を支援したりといった、施策を実行す
る義務があるはずです。私は、それは税金を投入してやるべきであり、よほど
のことがないかぎり、条件付けや一部負担なんてケチくさいことはやってはな
らないと考えます。

  で、私には、年金が障害者に分配される理由がよくわかりません。年金とい
うのは、退職者への所得保障ですよね。それがなんで障害者と結びつくのか?
いえ、歴史的にみれば、障害者に対する施策を実施するに当たって、不足して
いた資金をどこからかひねり出さなくてはならず、それで年金を活用した、と
いうことは、いたしかたないとは思います。ただ、今では日本はサミットに出
席するような国です。それに、支援費という制度も始まりました。一部負担の
場合があるなど、ケチくさい制度ではありますが、税金でまかなっていますし
本来なら、これを充実させて、年金は退職者所得保障のみの制度として筋を通
すべきです。なんで、それを曖昧にして障害者を巻き込むのか?

  私は、この点で、とても厚生労働省はずるいと思います。つまり、障害年金
というのは、障害者をだしにして、年金制度を維持させようとする策略に感じ
るんです。厚生労働省としては、年金に障害者を絡めたのは、掛け金を払わせ
やすくするための方便だったのではないでしょうか。障害者になったときにも
もらえるとか、障害者福祉を支えるためにと言えば、掛け金を払う気持ちにな
るだろうという、厚生労働省の思惑だったのではないかと。でも、本当に障害
者の人権を、健康で文化的な最低限度の生活を保障しようというのなら、年金
に加入していようがいまいが、しっかり保障してくれないと困ります。わざわ
ざ、退職後の蓄え資金を流用する必要なんかないし、逆に言えば、退職後生活
費と障害者の人権が一蓮托生なんて、まったくもっておかしな話です。

  理念で考えれば、障害者支援は支援費制度を基準に全額税金を投入して拡充
すべし、と言ったって、年金はあまりに巨大にシステムになってしまっている
ので、今の仕組みが変わることは私はないだろうと思います。障害者年金が廃
止されることはないでしょう。ただ、いくら社会の制度がそうなっているから
と言っても、それを甘受するだけだと、ダメだとも思うんですよ。せめて、入
りと出の理屈ぐらいは把握しておかないと、今後、支援費がどーのとか、手話
通訳がチケット制になりそうでどーのという議論に立ち向かえないだろうと思
うのです。

  10年ぐらい前、ちらっとテレビで見たろうあ者が主演するコメディ劇で、今
でもよく覚えているシーンがあります。ホント、一部分だけ切り取ったように
放送された一場面なので、普通ならすぐに忘れてしまうようなことなんでしょ
うけど、いまだに覚えています。
  神様が耳を治してくれる、という内容で、主人公は「余計なことをするな、
年金がもらえなくなる」という台詞がありました。私自身はすごくこういうブ
ラックな笑いは好きなんですけど、どうもこれだけはひっかかっていまして、
いまだに頭の片隅に残っています。障害者年金をもらう側の意識がそういうこ
とだと、いつか足下をすくわれるような気がします。ま、年金自体、20年後に
どうして維持していけるのか、私には不思議でしょうがありませんけど。

入りと出の話。もうちょっと続きます。

ちなみに、私も年金の未納期間、かなりあります。学生時代は全然払っていな
くて、しかも長い学生時代だったので。いいんです、政治家になるのは諦め
ていますから。(って、そういう問題じゃありませんが)

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  では、次の「語ろうか」をお楽しみに。

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