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        メールマガジン 「語ろうか、手話について」

No.110                                              2006年 2月22日発行
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  こんにちは、寝坊した徳田です。
  この原稿は討論集会の山口会場で書いています。思いっきり寝坊して、分科
会にも途中参加です。ま、こんなこともありますがな。

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  さて、皆さん、ご期待の手話検定。手話技能検定ではなくて、手話検定。
  今回は長くなったのと、今後注力するつもりの話なので、久しぶりに本編ナ
ンバーを振りました。
  今回の原稿を書きながらもムカムカと怒りが止まりません。もう、研修セン
ターを心底嫌いになりそう。いや、もうすでに嫌いです。研修センターの肩を
持つ全日ろう連と全通研も嫌いです。でも、嫌いだけだと何も話が進まないの
で、嫌いなピーマンも無理に食べるように、もうしばらく全通研に籍を置きま
す。
  でも、ピーマンは好きです。嫌いな物は秘密です。

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  討論集会の1日目の夜に支部代表者会議が開かれまして、そこで高田英一氏
と全通研本部運営委員の研修センター理事になっている人から手話検定につい
ての説明がありました。
  この説明同じものが全日ろう連の手話対策部担当者会議(?)でもあったそう
で、参加者の反応はどらちも「呆然」で同じだったようです。

  で、その中身ですが、まぁ、要綱案を読んでもらいましょう。当日配られた
資料を書き写したものを引用します。元原稿は誤字があったり、箇条番号が間
違えていたりしていたので、適当に直しています。
  それと、あくまで案なので、これがそのままになるかどうかは微妙です。
  個人的には「ふざけんな、こんなものそのままできるわけねーだろ」です。

  資料は何枚かありますが、とりあえず1枚目。

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              「全国手話検定試験」の実施について

  1. 「全国手話検定試験」の目的

    手話を言語とし、コミュニケーション手段とするろう者の「完全参加と
  平等」のためには、手話が広く国民に普及し、多くの人たちが自由にろう
  者とコミュニケーションができるようになることが重要です。
    そのため、手話通訳士者の活動に重ねて、国民の一人一人が自ら手話で
  ろう者とコミュニケーションできることを目標に「手話学習者の到達レベ
  ルを評価」することを目的としました。

  2. 定着した手話通訳者試験

    手話通訳士試験が1989年(平成元年)に実施されてから、2006年(平成18
  年)現在で、17年が経過、手話通訳士試験も定着しました。また本年度で3
  回目を数える手話通訳者の全国統一試験も35県で実施され、その全国的普
  及も間近となって手話通 訳者に関わる資格試験制度は一応整備された状
  況になりました。
    しかし、現在の手話学習者の到達レベル評価は、手話通訳者養成課程修
  了後の登録制度あるいは手話通訳士試験しかなく、手話学習過程における
  到達レベル評価制度はありません。
    手話学習過程に学習到達レベル評価制度を導入することは、手話学習者
  の学習目標を明確にして自信の持てる学習への励みとなるでしょう。

  3. 手話通訳制度との関連

    この「全国手話検定試験」は手話通訳者養成との関連性を持たせていま
  す。
    例えば、2級、準1級、1級資格を取得した手話学習者が、手話通訳者と
  なることを希望すれば、手話通訳者に必要な知識、技術を習得することに
  よって手話通訳者登録試験に合格できるようにプログラムが組み立てられ
  ていることです。このように「全国手話検定試験」は手話学習者のさらな
  る目標を設定しています。

  4. 他の「手話検定」との関連

    他団体において検定が実施されていますが、その内容は手話単語や手話
  の知識を問うことが主な目標になっています。
    私たちの「全国手話検定試験」は、財団法人全日本ろうあ連盟に結集す
  るろう者組織が主体的な役割を果たすことによって、これらの問題点を克
  服し、ろう者とのコミュニケーション能力を評価することに重点を置いて
  いることが特徴です。
    さらに、手話学習者のニーズに応えその能力を正しく評価し、さらに手
  話通訳者への道を開いています。
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  ということで、正式名称は「全国手話検定試験」だそうです。でも、以下で
は「手話検定」と略しますね。NPOの方は「手話技能検定」と書きます。

  さて、代表者会議では、資料を元に一通りの説明があったのですが、資料以
上の内容が口頭で説明されるようなことはありませんでした。時間の関係で質
疑応答もありませんでした。まぁ、これは大会時の代表者会議では、いつもこ
んな感じなので、それはいつも通りと言えばそうなんですが。

  この概要については、さらっと説明しただけですが、私の印象としては、な
んか言い訳がましいという気がします。本来、本当に検定が必要だと思うのな
ら、他がどうであろうとやればいいのに、わざわざ4の項目として手話技能検
定について言及している辺り、後ろめたさを感じます。
  高田氏も、全日ろう連がだいぶ昔に、手話技能検定協会から「一緒にやろ
う」という呼びかけがあったが断った、ということについて言及してました。
なんか色々と説明していましたが、高田氏の発言を私なりに解釈すれば「我々
がやるから、これはいいんだ」って感じですね。他人がやるのは許さんと。と
は言いませんけど、当事者団体の我々がやるこの検定には意義があるんだと言
い方をしてました。

  でも、NPO手話技能検定協会だって当事者ですよねぇ。手帳を持っていない
から障害者でないとか、インテグレートしたから本当の手話でないとか、と同
じような話で、当事者がどーのこーのという論拠は、そういう低レベルな議論
に感じます。

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  では、具体的な実施要項の「案」の資料です。

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                 全国手話検定試験 実施要項(案)

  1. 目的

    手話学習者のコミュニケーション能力を中心に学習過程における到達度
  評価として実施し、ひいては学習者の学習目標を明確にし、次なる学習目
  標を明確にするために本検定を実施する。

  2. 主催

    社会福祉法人 全国手話研修センター

  3. 協力

    財団法人 全日本ろうあ連盟
    全国手話通訳問題研究会
    日本手話通訳士協会
    特定非営利法人 聴覚障害者情報提供施設連絡協議会
    特定非営利法人 CS放送統一機構

  4. 後援

    厚生労働省
    全国手話福祉協議会
    日本専門学校連盟 他

  5. 試験

  (1) 試験実施日
     2006年度は5級、4級、準1級、1級を実施する。
         5級・4級実施日     2006年(平成18年) 11月3日(祝日)
         準1級・1級実施日   2006年(平成18年) 11月4日(土)

  (2) 受験料
     5級/2,000円、4級/2500円、3級/3,000円、2級/5,000円、
     準1級/6,000円、1級/7,000円

  (3) 受験対象者
     手話学習者
     (日本の手話を学んでいる人なら、小学生から、健聴、ろう、難聴、
      性別、国籍を問わず受験できる)

  (4) 試験実施方法
     1). 試験委員会の設置
       試験実施権に於いて試験委員会を設置し、本試験を委託する。
       面接委員を各試験地に派遣する。
     2). 試験委員会の役割
       ア) 手話検定委員会は受験者の募集、試験問題、採点基準及び具体
           的実施方法を提供する。合否を決定し、合格者名簿・合格証書
           を発行する。面接委員事前研修を行う。
       イ) 各試験委員会は、会場の確保設置、試験の実施進行、試験問
           題・解答のとりまとめを行う。
     3). 面接委員の役割
       ア) 面接委員研修を受講し、登録されたものを面接委員とする。
       イ) 面接委員は各試験会場に派遣され、試験の実施と採点を行う。

  (5) 試験会場について
     1) 試験会場は全国都道府県で実施することを目指すが、当面は試験実
        施を希望する県とする。ただし、準1級・1級については各ブロック
        1会場で実施することとする。
     2) 受験希望者の所在県で試験が実施されない場合は、他県で受験する
        ことができるものとする。

  6. 試験内容
    (1) 試験方法
       試験は5級、4級、3級、2級、準1級、1級のレベルで実施する。
       5級、4級、3級は実技試験のみ実施する。
       2級、準1級、1級は実技試験と筆記試験を同日に実施する。
       実技試験は「手話の読み取り」「手話での表現」「手話での会話」
       を行う。
       「手話の読み取り」はテレビ画面に提示される手話を見て、文書の
       設問に答え、マークシートに記入する方法。
       「手話での表現」はいくつかのテーマから一つを選び1分間考えたの
       ち、手話で表現をする。
       「手話での会話」は上記の表現を基に面接委員の質問に答える方法
       で会話をする。
       筆記試験は2級、準1級、1級とも、同科目とし、難易度別(初級・中
       級、上級)出題とする。また、2級は四肢択一方式、準1級は穴埋め方
       式、1級は小論文とする。
    (2) 試験科目及び出題領域 -> 別紙
    (3) 評価のポイントと評価の方法
       評価ポイント: ろう者とのコミュニケーション能力、聴覚障害(社会
                     的な分野)に関連する理解
       評価方法: 筆記試験、実技試験(各試験70点以上を合格とする)

  7. 申込みと試験結果
    (1). 申込期間
       申込み締め切り  2006年(平成18年度) 10月3日 消印有効
    (2) 申込先
       (略)
    (3) 試験結果の発表
       合格発表日 2007年(平成18年度) 2月
       (以下、略)

  8. 全国手話研修センター学習セミナーの開催
    手話学習増進のため検定試験の方法等を取り入れたセミナーを実施す
    る。
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  長くなったので、補足とコメントはまた来週。

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  では、次回の語ろうかをお楽しみに。

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