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No. 90                                              2003年 5月 7日発行
ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ☆ミ

  皆さん、こんにちは。まだ連休気分から復帰していない徳田です。

  連休はいかがだったでしょうか? 今年は謎の肺炎の影響で、空港はガラガラ
だったとの話。その分、国内は混んでいたようですが、そもそも5月3〜5日が
土日に重なっていたので、大部分の人にとっては、普通の連休程度だったので
はないでしょうか。

  その5月3〜5日に全通研(全国手話通訳問題研究会)の代議員会が開かれまし
て、それに参加してきたので、今回は、そのお話です。全通研は各都道府県に
支部がある全国組織なのですが、代議員会とは、手話サークルで言えば定期総
会みたいなものです。各支部から会員に応じた代表者が集まり、昨年の活動を
総括し、今年度の活動方針を決めていきます。普通の手話サークルの定期総会
と違うのは、誰でも参加できるわけではなくて、選出された人しか参加できま
せん。だから「代議員」会。(オブザーバーで参加する人はいますけど、ご
く少数です。)千葉支部は300名ちょいの会員数なので、代議員は4名。選出さ
れるのはとても名誉なことだと思うのですが、連休が潰れるので、結構皆さん
逃げ回ります。私は昨年から千葉の4名のうちの1名になり代議員会に参加する
機会をもらっています。そうそう、今年度、私は千葉支部の広報担当になった
ので、「語ろうか」の発行が少ない分、「支部便り」で徳田節が炸裂するかも
しれません。千葉支部の支部便りを購読中の方はお楽しみに(?)。

  代議員の詳細な報告は、全通研本部から夏ぐらいに機関紙として出てくると
思いますので、ここでは今年の雰囲気を感想の形で報告します。

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  昨年は、会則改定議案が否決されると言う、近年まれにみる荒れた代議員会
になりまして、昨年初めて参加した私としては「代議員会とは、なんとも激し
い集まりだなぁ。」と思ったのですが、今年はすべての議案が反対票無しで議
決され、超が付くほどおだやかな会となりました。聞くところによると、昨年
が、異常だったそうです。

  ただ、何もなかったかというと、そうでもなくて、議案の内容は色々と重要
な話を含んでいました。でも、私の印象からすると、今年は全般的に目立った
進展がなかったので、報告なども少なかったという感じがします。例えば、昨
年の代議員会のことはNo.79(2002年5月8日発行)に書いていますが、その時に
話題にした法人化の話、統一試験の話、討論集会の分科会構成案の話は、全く
変化がありませんでした。まぁ、それなりに、それぞれ理由があって、変化が
ないのですけど、変化がない分、議論も少なかったという印象はあります。

  それから、今年は議長の進行がすごくうまかった。愛知の方でしたが、議題
に沿って淡々と、ミスに動じず、発言権の制御もバッチリ。来年の議事も期待
できそうです。

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  そんなわけで、今年は意見のやりとりという点で、かなり充実した代議員会
になったと思います。代議員会の議案は、30ページ+当日の資料が10枚ほどと
かなりの分量なのですが、全般に渡って、色々な意見が出されました。モデル
要綱も具体化してきただけあって、かなりの時間が割かれました。が、私は通
訳のことが、あまりよくわからないので、この話は省略します。

  私の記憶に残ったのは、統一試験と研修センターですので、その話を。

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  まず、統一試験ですが、この話がスタートしてからかれこれ5年ぐらいにな
ると思いますが、いまだ全国で実施されておらず、まだ道半ばであるという報
告がありました。
  私が統一試験で気になった点は、すごく難しい試験になったという話です。
統一試験の趣旨として、まず全国的に通訳者の質を揃えるということがありま
す。方言にとらわれず、この試験に合格したら、どの都道府県に引っ越しても
すぐに通訳として活躍できるような認定制度にしようと言うものです。そして
難しくなりすぎた「手話通訳士」の資格に代わって、現在活動している手話通
訳者の大部分のレベル程度の難易度の試験にしよう、というねらいがありまし
た。一見独立したように見える2つのねらいですが、実際は難易度を下げると
他の県で通用しなくなると言ったこともあり、難しい問題をはらんでいます。

  現在までに十数の県で試験的に統一試験が実施されているそうですが、合格
率は10〜30%程度にとどまっているようです。受験者が現在活躍している手話
通訳者ばかりであることを考えると、ねらいは完全に外れてしまい、第二の手
話通訳士試験を誕生させてしまったような感じがします。私は手話通訳になる
ことを諦めてしまったので、この話を追求する気はないのですが、端から見て
いて「なんだかなぁ」という感じです。
  統一試験は研修センターで改良されていくとのことなので、今後に期待して
ます。

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  次に研修センターです。こちらは全通研会員全員に関わってくる話が持ち上
がりました。
  少し前に研修センターとして、京都市から「コミュニティ嵯峨野」という施
設を無償提供されました。すごいですよ、「お金は、いらない」って言うんで
すから。この不景気の時代に...と、もちろん、いい話ばかりではなく、それ
なりのリスクがあります。それは、これが儲からない施設だって事です。

  コミュニティ嵯峨野の譲渡に関する新聞記事(京都新聞)
  http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2003jan/31/W20030131MWH1K1H0000024.html

  代議員会での説明では、この施設が無償提供される段階で、すでにある借金
2億8000万円は京都市側で解決するとのことですが、聴覚障害者対応するため
の改修費、今後の運営費(固定資産税とかも払わなくてはなりませんからね)は
研修センターがひねり出さなくてはなりません。研修センターそのものは社会
福祉法人を設立して運営していますが、全通研と全日ろう連、それから手話通
訳士協会は、そこに資金提供などの密接な関係団体となっていますから、この
足りない運営費と無関係ではいられないわけです。
  というわけで、募金活動が始まります。この「語ろうか」を読んでいて、し
かも全通研や全日ろう連の会員であるあなた! 関係あるんですよ! 1人当たり
1500円、総額で4000万円程度を来年のお正月までに集める募金活動が始まるこ
とになりました。少なくとも全通研では。全日ろう連は来月の理事会で正式承
認される見込みだそうです。

  千葉県では、全通研千葉県支部と千葉県聴覚障害者連盟あわせての目標募金
額が150万円。どうやって集めるかは、これから相談しますが、今、千葉では
ろう重複施設の建設募金もやっているので、少してこずりそうです。

  募金自体は仕方がないと思うのです。お金が足りないのは事実ですし、研修
センターの意義も目標も納得できるものですから。募金だけでなく、京都に
行ったときには研修センターに宿泊してお金を落としていく努力も必要でしょ
う。ただ、研修センターそのものが、東京の情報文化センターや埼玉の国立リ
ハビリテーションセンターのやり直しみたいなものですから、今後、また失敗
しないといいんだけどなぁ、と思います。もちろん、代議員会では、そのあた
りの見込みを質問しましたし、全通研本部でも、ベル会館の事例を引用してま
で、今後の努力を力説していましたので、ここは一丸となってやるしかないわ
ね、と思った次第です。

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  今後の全通研は1万2000名を目指して行くそうです。
  次回の「語ろうか」は、組織の会員数の理屈についての予定です。

  そういえば、前の「語ろうか」でネタに上げた「I love you」の手話をして
いた港区区議候補ですが、下から数えた方が早いぐらい完璧に落ちていまし
た。手の形ぐらいでは、どうにもならなかったようです。

  では、また会う日まで。

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