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    メールマガジン 「語りあおうか、手話について」
                           (「語ろうか、手話について」増刊)
Extra No. 20                                        2002年 4月 3日発行
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  皆さん、こんにちは。

  明日は4月4日。どうでもいい話ですが「おかまの日」ですね。3月3日桃の節
句でが女の子の日、5月5日が端午の節句で男の子の日というわけで、その真ん
中の4月4日は、おかまの日なんだそうです。少し前にフジテレビで放送されて
いた「BackUp」という番組でも、おすぎさんとピーコさんが「4月4日のおかま
の日には、おかま仲間で集まって、鍋を作るのよ」と言っていました。
  以上、かなりどうでもいい話でした。こんなくだらないことを私に教えてく
れたのも手話サークルの人でした。ほんと、手話サークルは、私にとって色々
なことを教えてくれた場です。

  さて、今回は予想通りといいますか、新規の原稿があがらなかったので、増
刊でごまかさせていただきます。ご了承ください。今回は雑多な内容でお送り
します。

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  まずはテレビの話。

  4月から新番組がたくさん始まりますね。私はドラマはチェックする方です
が、直接見ることはほとんどなくて、全部録画して見ています。単に時間の都
合の問題です。録画だとつまんない時は早回しで見れますからね。
  それで、テレビ雑誌を見ていたら、また聴覚障害者が登場するドラマがある
ことを知りました。「しあわせのしっぽ」というドラマで、聴覚障害者は主人
公の恋人の女性役です。恋人役ですが、かなり脇役っぽいです。世間的には、
「新・星の金貨」あたりで、そろそろ障害者を取り上げたドラマに、飽きてし
まったような感があります。
  私は結構、それは良い評価をしているんですよ。今回も「へぇー、ようやく
聴覚障害者役でも、脇役に登場するようになったのか」と思いました。自然と
聴覚障害者がいるような風景、そんなのが世間で普通になるといいなぁ、と思
います。変に聴覚障害を持っているからと取り上げられるのは、なんか重苦し
いし、障害者本人にも周りにも負担な感じがするんです。もちろん、自然に聴
覚障害者がいるといっても、情報保障がなされているのが前提での話。話が通
じなければ、誰かが手話通訳してあげるとか、紙に書くとか、自然と助け合え
るような、そんな雰囲気が世間で広まるといいなぁ、と思うわけで、そうなれ
ば、ドラマの世界でも、そんな雰囲気が自然と演出されてくるようになるので
はないかと思います。

  もう一つ、テレビの話。
  探偵ナイトスクープという番組をご存じでしょうか? 関西ではものすごい視
聴率を誇る番組で、平均視聴率は20%ぐらいあるそうです。関東では水曜日の
午前2時なんてとんでもない時間に放送しているので、あまり知られていませ
んが、とても面白い番組です。内容は、視聴者から寄せられた情報を、番組の
探偵がその真相を探りに行くというもので、過去に特に面白かったものでは、
「私の家から会社までは電車で1時間半で行くのですが、実は川が会社まで直
線で流れています。きっと川下りをした方が早いと思うので調べてください」
とか、「私は体が大きいので、組み体操ではいつも一番下です。でも、一番上
に立ってみたいのです」とか、「ねこふんじゃったの歌詞を調べてください」
といった感じで、町の便利屋って感じもしますが、関西人の本領発揮で、これ
がとても面白い。最初の川下りの人はゴムボートを借りて、依頼者の家から依
頼者と一緒に探偵(吉本の芸人さんが多いのですけど)が川下りをするのですが
川が浅くなってボートが止まったり、急流で転覆したり、ボートに穴があいた
りして、結局、ずぶ濡れになりながら終業時間ぎりぎりになって到着していま
した。そんなことを真剣にやるのが関西人の良い所だと思います。
  かなり脇道にはずれましたが、関東で1月に放送された探偵ナイトスクープ
を今更になって見ていたら、大阪の学校の教員から「給食でマーガリンの袋に
『鉛筆1本を書き続けると、70km書けます』という一口メモが印刷されていま
した。それで職員室で大議論になり『嘘や、せいぜい2kmぐらいだ』『いや、
京都までは行けるだろう』『70km書けるとすれば、滋賀まで行けるはずや』と
結論が出来ません。是非、探偵さん、調べてください」という依頼がありまし
た。どこぞの番組であったようなネタですが、そこは探偵ナイトスクープ。実
際に、依頼者のいる学校から書き始めて、滋賀を目指します。当然、依頼者の
先生達も一緒に書きます。なんてくだらないのでしょう! すばらしいくだらな
さ!
  それで、スーパーのレジのレシートのロール紙を50km分用意して、地面に置
いて書き始めます。が、腰をかがめる姿勢で長時間書くのは大変で1人で100m
と続きません。それで、先生が勤務時間の間に、探偵がロール紙を持って、そ
こに鉛筆を付けることで、立って後ろに歩くだけで、書く方法を発見します。
それを見た先生達が「おぉ!」「すごーい」と言うのですが、数人が手話で「
すごい」と表現しているんですわ。へぇー、と思いました。自然と手話がじわ
じわと広がっている、そんな感じがして、なんか嬉しく思ったのです。

  以上、テレビ関係のたわいもない話でした。

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  次は、テレビはテレビでも、テレビ電話の話。というか宣伝です。3月ぐら
いに私宛に送られてきたE-Mailを紹介します。

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  手話サークル活性化推進対策資料室 : 徳田様

  はじめまして。株式会社コンパルの関口と申します。
  突然のメールにて奇妙に思われたかもしれませんが、ネットサーフィンに
  て貴ホームページと徳田様のご活躍を知り、弊社製品のテレビ電話がお役
  に立つのではないかと思いまして、メールさせていただきました次第でご
  ざいます。

  弊社のテレビ電話は、従来のISDN回線を用いた8フレーム/秒程度のテレビ
  電話とは違いまして、
   1.  320Kbps以上のブロードバンド回線上で
   2.  24フレーム/秒のスムースな画質
  を実現いたしましたものでございます。
  インターネット接続におきましては、ADSL、CATV、光ケーブル等のブロー
  ドバンド回線を用いまして遠隔地との滑らかな動画による連絡が月額一定
  のコストで使い放題ということになりますが、この場合は固定のグローバ
  ルIPアドレスが必要となります。
  又、映像・音声の外部入出力が可能でありますので、テレビにつないでの
  ご使用なども可能でございます。
  尚、実績と致しましては、東京と台北間でテレビ中継の如く使用している
  ケースもあり、何の不自然さもないコミュニケーションを実現しておりま
  す。

  私は、残念ながら手話に対しての知識はございませんが、手話の普及に対
  して、弊社の24フレーム/秒のテレビ電話がお役に立てるのではないかと
  確信しております。貴ホームページ又はメールマガジンなどで取り上げて
  頂ければ、幸いに存じます。

  東京に足をお運び頂けましたら、デモをご覧にいれることも可能かと存じ
  ますので、ご連絡頂けましたら幸いです。
  まずは、取り急ぎのメールにて失礼いたしましたが、どうぞ、よろしくお
  願い申し上げます。

  株式会社コンパル  担当  関口 (had62010@ams.odn.ne.jp)
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「メルマガで紹介して」と書いてあったので、特に許可なくここに引用してお
きます。興味のある方は、関口さんに直接お問い合わせください。

  テレビ電話については、すごい昔からNTTが研究していますが、手話が通じ
るレベルというのは技術的にかなり難しいのが現状です。ISDNという回線では
最高で128Kbpsでますが、これでも手話の動画像を送るとぎくしゃくする感じ
です。それで、これを3回線まとめて、384Kbpsにしてデータを転送するテレビ
電話がありまして、フェニックスとか呼ばれていたはずです。これが私が石川
県にいた時、テストとして金沢と小松、七尾を結ぶテレビ電話として、ろう協
や社協の事務所に設置され、まあまあ使っていました。これはテストだからお
金が県かどこからか出ていたのですが、実際の製品としてはとんでもなく高く
個人的にはとても買えない代物でした。

  ということで、もし、コンパルの関口さんの話が本当なら、320Kbpsの24フ
レームが実現できているなら、手話にも使えると思います。が、インターネッ
トのブロードバンド、特に最近はやっているADSLというのは、片方向のみ高速
化することで、1Mbps(1000Kbps)程度の転送速度を出しているんです。だから
両方向の通信が必要な手話のテレビ電話にどれほど適用できるのか、直接、こ
のシステムを見てない私には、役に立つかどうかは、なんとも言えません。と
いうことで、どなたか、興味のある人は、試してみて、是非ご報告ください。

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  宣伝ついでに、もう一つ。こちらは字幕ビデオです。

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  -------突然のメールで失礼致します。
  弊社では、聴覚障害者支援システム「見栄多」を運営しております。
  このシステムは、レンタルビデオ(邦画、アニメ)に字幕を配信するもので
  す。字幕データーは圧縮して送りますので、2時間ぐらいの映画であれば
  2分間位でダウンロードできます。通信料金は10円か20円です。

  現在著作権の許諾を受けたものは270本あり、情報センターの収納されて
  楽しんでおられる映画は110本ぐらいです。これからも、どんどん本数を
  増やしていきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
  昨年度の補正予算のバリヤフリー予算の対象製品になりました。おかげさ
  まで市町村では多くの納入と引き合いを現在でも頂いております。
  機材「見栄多」は無料でのモニターも行っております。
  (但し通信料金と情報料300円は有料になります)

  詳しくはホームページを見てください。
  よろしくお願い申し上げます。

  飯田電子設計株式会社
            飯田勝洋
  〒174−0071  東京都板橋区常盤台1-38-9
  TEL: 03-3968-4455
  FAX: 03-3968-4420
  E-Mail:  iida@i-da.co.jp
  URL:     http://www.i-da.co.jp
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  こちらの字幕システムは、私は直接見たことはないのですが、一時期かなり
話題になって、利用者からは「結構、使える」という話を聞いています。ただ
利用者が少ないうちは、物が少ないと言うこともあるらしく、会社としても大
変らしいです。有料だからどーのこーの、という話もあるかもしれませんが、
聴覚障害者は、他の障害者に比べて就職率も良いわけで、私より(?)裕福な人
もいるわけですから、こういうものはみんなで是非盛り上げて欲しいなぁ、と
思います。

  以上、宣伝2つでした。この宣伝を載せたからと言って、私に宣伝費がもら
えることはないのですが、もともとこのメルマガは私の言いたい放題なので、
その延長で載せております。ですから、宣伝以外に余計なコメントが付くのを
覚悟で送ってこられる場合は、今回のようにメルマガに載せることも、ありま
す。ないかもしれません。そんな感じで、よろしくお願いします。

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  「語ろうか」への苦情、文句、意見、たれ込み情報は

      tokudama@rr.iij4u.or.jp

までE-Mailにて送って下さい。基本的には氏名(匿名も可)、居住都道府県付き
での情報を期待していますが、今までの経過を見ていますと、あまり守られて
いないので、そのあたりはどうでもいいです。
  でも、Subject(題名)には、「語ろうか」とか「kataro」といった文字を入
れて下さい。沢山届くmailに埋もれて、捨ててしまうかもしれませんので、こ
れだけは守って下さい。過去に「語ろうか」への文句なのか、ある研究会での
私の振る舞いに対する意見なのかがわからずに悩んだことがありますので、
Subjectにだけは「語ろうか」と入れて下さい。よろしくお願いします。

  寄せられた意見は事前の断り無しに増刊号などで公表する場合があります。
公表されたくない場合は、わかりやすい位置にその旨書いておいて下さい。今
のところ、公表する場合には匿名にしていますが、「どうしても実名で」とい
う場合にも一筆お願いします。

  それから返事はあまり期待しないで下さい。結構、返事を書くのは時間がか
かったりします。今のところ、7割ぐらいの人に返信していますが、これでも
自分では結構頑張って書いたと思うぐらいです。今後はさらに返信率は落ちる
と思うので、ご了承下さい。寄せられたご意見、苦情、文句については、でき
るだけ本編に反映させるようにしますので、本編にご期待下さい。

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  最後に、お知らせ。
  千葉県PC要約筆記研究会の発足式が4月17日(日)にあります。いよいよ本格
的な活動をするということで、お披露目式のようなものを小一時間ぐらいで開
く予定です。たぶん、要約筆記関係のMLなどでお知らせがなされると思います
が、興味のあって見てみたい、参加したいという方は、場所と時間を教えます
ので、徳田までご連絡ください。それほど広い会場ではないので、メルマガ経
由の場合は、人数を把握しておきたいので。よろしくお願いします。

  それでは、また来週。

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