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    メールマガジン 「語りあおうか、手話について」
                           (「語ろうか、手話について」増刊)
Extra No. 8                                         2001年 1月14日発行
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  皆さん、こんにちは。今年初めて、そして今世紀初めての増刊号です。

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  まず、画期的ニュースから。

  ちょっと前に著作権法が変わり、認定された組織によるテレビへの字幕付与
が著作権所有者に断りなくできるようになりました。今までは、テレビ番組に
字幕を入れることは、制作者などの許可が必要でした。これがえらく面倒くさ
い。テレビ番組というのは最後のテロップに著作○○と出ますが、そこに問い
合わせてもそう簡単に許可は出ません。放送局内でも監督やら脚本家やら色々
な人の許可が必要な場合があるのです。自分の番組の美しい映像に余計な字幕
を入れたくないと断られたなんて話があります。

  ということで、誰もができるわけではないのですが、今回、日本障害者リハ
ビリテーション協会が、その認可団体となり、テレビ番組にリアルタイムで字
幕を付与し、インターネットで配信するサービスを始めるそうです。詳しくは
以下のURLをご覧ください。

  リアルタイム字幕送信事業に関するホームページ
   http://www.normanet.ne.jp/~rtcap/

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  次はテレビ情報。

  「四つの終止符」というドラマが今週水曜日に放送されます。西村京太郎原
作のこのドラマは、前に映画もあったのでご存じの方もいるでしょう。私はい
まいち、真実味が薄い感じがする話なんですが、とりあえずチェックしておい
た方がいいと思うので、ここでご紹介します。

  【四つの終止符 〜無実?連続自殺事件〜】
     1月17日 (水) 20:54 〜22:48   テレビ東京系
     http://www.tv-tokyo.co.jp/mystery/002.html

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  次に、前にも紹介しましたが、デフニュースについて。

  上記の情報もそうですが、この手の聴覚障害関係のニュースが一番早いのは
次のMailサービスです。興味のある方は配信登録をしてみてください。なお、
私が勝手に紹介しているだけなので、内容の方は皆さんで確認してください。

   ろう者+聴覚障害者ニュース配信「デフニュース」(不定期発行)
   ●発行元:SAKURAI & ZION
   ●ニューズ配信メールに関しては下記ホームページでご覧ください。
     http://www.deaf.or.jp/news-nl/
   ●メール配信の中止・再開、アドレスの変更などは下記ホームページで。
     http://www.deaf.or.jp/news-nl/
   ●DEAF-NEWS-lst@y7.com ニュースリストから脱退したいときには、
      本文に # bye とのみ書いたメールを 宛てに
       送ってください。

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  最後に日本手話と日本ご対応手話の話。

  波紋を巻き起こすだけで、実のある議論ができていない、このシリーズです
が、今でもご意見は募集中です。私の方も、そのうち思いつくことがあれば、
語りたいと思っています。

  まずは、Ex-No.7でご意見を紹介したdamiaさんからのフォローから。

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  徳田>  あらゆる手話から日本語の部分を取り除けば残った物が日本手話
  徳田>というわけですか。なるほど。でも、うーん... 私の意見は、また
  徳田>今度の増刊で。

  damia> ちょっと違います。
  damia> 私は「日本手話」を定義していませんし、そうする気もありませ
  damia> ん。ただ、手話を「日本語対応手話」と「非・日本語対応手話」
  damia> とに分類することは可能だ、と言いたいだけなのです。
  damia> ですから「残った物が日本手話というわけ」なのかどうかは、わ
  damia> かりません。
  damia>   ただ、「日本語対応手話」と「非・日本語対応手話」とに分類
  damia> したとして、後者の中に、漠然と一つのカテゴリーにまとめ得る
  damia> 手話のグループがあるとは感じます。
  damia>   でも、そのグループを「日本手話」と呼びたいとは思いません
  damia> し、そのカテゴリーを定義したりグループの境界を示すのは、私
  damia> には無理です。
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  世紀越えをするぐらい時間があったので、私もこのMailを受け取ってからつ
らつらと考えていたのですが、こんな説明はいかがでしょう?
  世界中にいくつもある言語は、それぞれ全く違うものではなく、細かく見て
いくと似ている部分があり、全体として異なっているというものです。例えば
同じ材料を使っても国によって全く違う料理ができるようなものです。米が日
本では主食として食べられて、アメリカではサラダのように使われて、タイで
は麺(だけではありませんけど)の形になってしまいます。しかし、米と思って
いてもそれぞれが長かったり、ねばねばしていたりと実は種類が違っていたり
します。でも、総体すると米は米。それを区別するのは、チャーハンならタイ
米、カツ丼ならコシヒカリといった具合に料理によったり、気候や政治的な問
題からここの土地ではコシヒカリを作る、といったように目的に依存していま
す。

  手話も目的により区別するのでなければ意味はないと私は考えます。damia
さんの言うとおり、手話には固有の特性はあるでしょう。でも、目的がなけれ
ば分類は意味がないと思うのです。そのあたりがdamiaさんが「漠然とした一
つのカテゴリー」と呼ぶ原因なんだろうなと思います。

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  最後に皆さんにご意見を伺いたいのですが。
  冬の全通研討論集会が約一ヶ月後となりました。2日目の11日(日)に「語ろ
うか」にもの申す、の集まりを夕方に開くとしたら集まる人はいますかね? も
し参加したいという方がいたら、下記の掲示板かE-Mailアドレスまで連絡をく
れませんか? よろしくお願いします。それ次第で私の集会が終わってからの行
動を決めようと思っていますので。よろしくお願いします。

  では、次は水曜日にお会いしましょう。

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